経済指標
経済指標とは、各国の政府や経済関連の中央省庁(日本では財務省、経済産業省、内閣府など)、中央銀行が発表している「経済に関する統計」で、国の情勢やその国の企業の状況を公表するので株価や為替レートが大きく動きやすくなります。ある程度の経済指標の結果は予想されていてまとめられているサイトもあるのでその日の経済指標は必ずチェックしておきましょう。
特にアメリカの経済指標は重要度が高く、その中でも「雇用統計」、「ISM製造業景況感指数」、「ISM非製造業景況感指数」は注目度が高くなっています。また、自分のトレードスタイルによってこのような経済指標を活用してトレードをするか、それとも経済指標が発表されている時間は避けてトレードするのかを判断しなければなりません。
ファンダメンタル分析
上記の経済指標(羊飼いのFXブログ)を活用した分析方法をファンダメンタル分析トいいます。ファンダメンタル分析とは、国や企業の経済状態を表す指標から株価や為替の動向を分析・予測する手法です。
ファンダメンタルには「経済の基礎的条件」という意味があり、国や地域における経済成長率や物価上昇、企業の売上高や利益といった財務状況を表す一方で、経済に少なからず影響を及ぼす要人の発言もファンダメンタルには含まれます。
テクニカル分析
ファンダメンタル分析は現在の経済動向から価格の動きを予想する分析方法ですが、テクニカル分析は過去の値動きからチャートのパターンや流れを分析し、価格の動きを予想する分析方法です。そのため、ファンダメンタル分析では経済指標などを活用できますがテクニカル分析では経済指標との相性が悪いので重要な経済指標が出ている時間帯は避けてトレードしなければなりません。
このテクニカル分析をする際、ほとんどの人がインジケーターという指標を使用して分析しています。
インジケーター
インジケーターとは標識、計器、表示器、指針、指標などの意味があり、対象の状態を表示する装置のことや状態を知る手がかりとなる指標などを示しています。ここでいうインジケーターとは相場が上がるのか、下がるのかを教えてくれる装置や手がかりのようなものです。
インジケーターには大きく「トレンド系」と「オシレーター系」に分けることが出来ます。トレンド系は、トレンドの有無や強弱を分析するためのもので、オシレーター系は価格が一定の値幅で推移している場合の相場の強弱や反転ポイントを分析するためのものです。
例えば、移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表などのインジケーターがトレンド系に分類されます。RSI、MaCD、ストキャスティクスなどはオシレーター系に分類されます。